シュート、ドリブル、パスの練習割合初心者が多いチームやユースチームでバスケットボールを指導しているコーチのみなさんへ、シュート、ドリブル、パスの練習割合についてお話します。 シュート3割、ドリブル6割、パス1割 私は現在自チームの指導とは別に、ミニバスチームや中学校部活に対してクリニック活動を行っています。チームのレベルはそれぞれで、初心者が多いチームや地区大会を突破し県大会を目指すチームなど、初級中級レベルが多いですかね。また、熱心な指導者の方もいれば、バスケ経験のない先生がバスケットボール部顧問になり、指導法がわからないなどチーム事情はそれぞれです。 当然、チーム内の個人技の差はありますし、どんな練習をして良いか迷っているコーチも多いのではないでしょうか。 バスケットボールには個人戦術、グループ戦術、チーム戦術がありますが、初めに取り組むことは個人戦術で、必要な個人技を磨くことになります。 そこで、特に初心者が多いチームの指導は上記の割合で行ったらいかかでしょうか? シュート3割、ドリブル6割、パス1割の理由 1、バスケはシュートを決める競技だが、シュートまでの過程を磨く 2、ドリブルとパス練習はチームオフェンスに応用できる 3、ドリブルを使う回数が圧倒的に多い バスケはシュートを決める競技だが、シュートまでの過程を磨く バスケットボール競技は2つのチームで争われ、時間内に点を取り合うスポーツです。つまり、「点をとる」ことが第一の目的であることは明白です。 この「点をとる」ために、さまざまな戦術が発展してきたと言えます。 よって、シュートスキルは点を取るための重要な要因であることは確かですが、初心者の場合は当てはまりません。 それはなぜか??? シュートまでの過程で必ず、ドリブルかパスが起きるからです。 ドリブルとパスがあって、初めてシュートが生まれます。シュートを決めれないで落ち込む選手、シュートを決められない事に悩んでいるコーチも多いと思いますが、実際のゲームではシュートを決められない というより、良いシュートを打っていない、つまりシュートまでの過程が悪い ケースが大半です。まずは、シュートを決めた、決められなかったよりも、良いシュートを打った という事が大切となるからです。 ドリブルとパス練習はチームオフェンスに応用できる 個人戦とグループ戦術、チーム戦術が存在することは冒頭にお伝えしましたが、このグループ戦術やチーム戦術はボールを動かすための戦術と言い換えてもおかしくありません。 ディフェンスのズレを作る事、ディフェンスにヘルプを行わせないようにするために、ボールを動かしまが、ボールの動かし方はボールのみでは無く、人が一緒に動く事でスムーズな展開を作ることができます。 代表的なボールの動かし方として、「モーションオフェンス」が挙げられますが、これもドリブルモーションやパッシングモーションなどと名前が付けられているように「ドリブル」「パス」から成り立っています。つまり、個人技であるドリブルとパスの練習は結果的にチームオフェンスに繋がっているため、チームオフェンスへの意向もスムーズになります。 ドリブルは極力少なくし、パスを多く使うチームも存在します。しかし、パッシングモーションといえど、ドリブルを絶対についてはいけないという事ではなく、微調整としても使いますし、ドライブで仕掛けるときはドリブルが必要です。もちろんスクリーンからのキャッチ&シュートという選択肢もありますが、初心者やアンダーカテゴリーで有効にスクリーンを使うことは難しく、初心者の多いチームでは無理だと感じます。 パス主体のチームにおいても、パスの精度を上げるために、リブルはミスを減らすために必要ですね。 ドリブルを使う回数が圧倒的に多い バスケットボールの個人技はボールを持っている時のスキル(オンボール)とボールを持っていない時のスキル(オフボール)とに分けられます。 オンボールではドリブル、パス、シュートの中でドリブルを使う頻度が圧倒的に高いです。 バスケットボールのシュート成功確率が一番高いエリアはペイントエリア内のため、そこに侵入するにはドリブルでディフェンスを抜くことが必要ですし、レイアップシュートに持っていくドリブルスキルは重要になります。 また、バスケットボールの醍醐味は「ドリブルを使って相手を抜く→シュートを決める」 「ドリブルを使って相手を抜く→華麗なアシストパスを出す」 など、ドリブルからのプレイが多く、ドリブルの上手さがバスケットボールの楽しさを教えてくれるでしょう。 ちなみに、私のクリニック経験だとドリブルが下手な選手はパスも下手です。ドリブルが上手でもパスの下手な選手はいますが、パスが上手でドリブルは下手という選手はほとんどいないのが現状です。 |